家族(自分と嫁・子供)のスマホ(iPhone)内の写真や動画をバックアップするために、WD Cloudを購入しました。 今までは、DropboxやGoogle Drive、Flickr,YouTube,iCloudなどにIFTTTなどを利用して、自動で写真等をバックアップしていましたが、さすがに、容量が圧迫してきて、これは何とかしなきゃと思ってました。
iPhoneのアプリでもPhotosyncを利用して、自前のサーバーにFTPでも試してみたことがありますが、転送に失敗することが多々あるので、止めました。
購入動機
購入動機としては、今までクラウドにバックアップしてたけど、万が一、情報が漏洩した場合や自分が死んだ時などを考えると、果たして家族がクラウド上から探し出すことが出来るのだろうかと、ふと疑問が湧いてきたのも、購入のきっかけになりました。
容量と予算
このWD NAS(WD CLOUD)シリーズでは、2〜6TBの容量別に販売されており、現時点でのAmazon価格では、2TBが約2万円、6TBが約5万弱となっております。
万が一、NAS(HDD)が故障して、データが復旧できない状態を考えると、少量の2TBを購入して、もう一台購入し、さらなるバックアップを構築できる。 しかし、家族の写真や動画だけだと2TBの容量でも十分ですが、我が家にはCDからリッピングした音楽データや、PDF、ソフトのバックアップなど様々なデータを集約したいと考えると、2TBだと足りない。
購入して、数年は問題なく使えるだろうと踏まえた上で、数年先には大容量である6TBもきっと安価になっているだろうとの事から、6TBを購入しました。
予算的には、5万円超えなので安くはありませんが、ボーナス時期で、財布の紐も緩んだかな。(^_^;)
設定等
設定等のマニュアルが一切ついていなくて、紙っペラ一枚に、電源・ネットワークケーブルさして、「wdcloud.jp/setup」と打ち込めとだけ。 まぁ、その通りに行えば、PCに慣れている方であれば、何となく進めるだろうが、PCに疎い方には、少し不親切かも。
設定等については、ここで語るより、有名所の記事を参照したほうが分かりやすいでしょう。
仕様と使用感
WD Cloud(NAS)の中身が、どのような構成になっているのか気になる性分なので、いろいろと調べてみた。
- タイムサーバーがONだと、Windowsのタイムサーバーと時刻が同期される(変更可能)
- Mac バックアップにTime Machine をONにすると、ネットワーク越しにバックアップが取れる
- FTPサービスでは、pure-ftpdが動作
- SSHサービス ONでSSH接続により、SSHログインが可能となる。(中身を改変すると、保証対象外になるので注意)
- Windows サービスでは、Sambaが動作
- Mac サービスでは、afpd,netatalkdが動作
- リモートサーバーでは、SSHによるポートフォワード転送となる
- iTunesサーバーには、mt-daapdが動作
- DLNAメディアサーバーでは、twonkyが動作
- WEB操作画面では、Apache2,MySQLが動作
- CPU: ARMv7 RAM: 500MHz
- ハードディスクのフォーマットは、ext4形式
- OSは、Debian系のLinux 3.10.x
調べれば、もっと色んな情報があると思いますが、ざっとこんな感じの構成になってました。
それで、実際、家族それぞれのスマホ(iPhone)にWD Cloudのアプリをインストールし、利用してみたところ、スマホ内に写真が多いと、最初の同期にかなり時間がかかりますが、一旦、同期が完了すると、知らぬ間に同期が完了するので、当初目的の家族の写真・動画同期は、達成し、満足の結果です。
この構成を見ると分かる人はわかると思いますが、要はLinuxサーバーなんです。
なので、Linuxに詳しい人は、中身をいろいろとゴニョゴニョ出来るわけですね。(もう一度言いますが、改変は保証外)
今までは、VPS上や別サーバーに音楽データを置いており、今回のWD Cloudに集結した際には、rsyncがインストールされていたので、データ移行がすごく楽でした。
WD Cloudでは、独自のサードパーティ製アプリもインストール出来るようになっており、WordPressやphpadminなどありますが、現在では残念ながら、Plexサーバーはないようです。
自宅で自前にサーバーPC用意して、NASとして設定すると考えたら、WD Cloudは、コンパクトでファンレスによる静音性、省電力の上、誰でも簡単に使えるので、出来としては満足いく商品だと思いますので、購入して正解でした。
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