さくらのVPSでは、HDD容量が20GBで、OSインストールしたりすると実質15GB前後です。
サーバ主体で使用するのであれば、これでも十分なのですが、前記のようなVNC接続で、仮想デスクトップ的な使い方をしていくと、容量が足りなくなるのではないかと思います。
なので、さくらのVPSから外部マウントすることで、容量不足が解決するかもしれません。
今回、外部(自宅や職場など)に常時稼働したサーバがあり、SSH接続が可能な場合に限りますが、SSH接続し、さくらのVPSへマウントできるsshfsを導入してみました。
OSはCentOS 5.5です。
導入作業
- sshfsインストール
# yum install fuse-sshfs - 確認
# modprobe fuse (何も表示されなかったらOK) - fuseグループに使用するユーザを追加
(一般ユーザにもsshfsの利用を許可する場合)
例: fuse:x:1000:taro - fuseグループ確認
$ id <user>
表示されたリストの中にfuseがあればOK - パーミッション確認(違っていたら修正)
# chmod o+rw /dev/fuse
# chmod 4755 /bin/fusermount
マウント
$ sshfs ユーザ名@サーバ:ディレクトリ マウントポイント $ sshfs user@外部接続先:/xxx/yyy /mnt/zzz
アンマウント
$ fusermount -u マウントポイント $ fusermount -u /mnt/zzz
ちなみに、接続後の私の環境ではこんな感じ。
Filesystem Size Used Avail Use% マウント位置
/dev/hda2 19G 4.6G 14G 26% /
/dev/hda1 104M 25M 74M 25% /boot
tmpfs 262M 0 262M 0% /dev/shm
sshfs#[email protected]:/opt2/sakura
993G 109G 835G 12% /mnt/hoge
Tips
- ssh接続する際、いちいちパスワードを入力する必要があるので、公開鍵でパスフレーズ無しで接続すると便利です。
- ログインしている間だけマウントしたければ、.login .logout xstartupなどに記述しておくと便利です。
よくあるエラー
sshfsは一般ユーザで利用しようとすると下記のエラーが発生することが多いです。
fuse: failed to exec fusermount: Permission denied
fusermount: failed to open /dev/fuse: Permission denied
ほとんどの場合、上記のグループ設定かパーミッション確認が間違っている事が多いので、再度確認しましょう。