FreeNASでNASサーバを利用していますが、しばらく放置していたら、0.72版や0.8betaが出てたんですね。
現状は、0.71なので、いざアップグレードを開始。
FreeNASへウェブブラウザでつないで、ファームウェア更新メニューから、0.72のイメージファイルを選ぶだけだよな!って実行したら、
413 – Request Entity Too Large
のエラーが出て、リリースノートを見たら、
0.7.1 Shere (revision 5113)から0.7.2 (revision 5220)へのアップグレードは、どうやら出来ないとの事。
じゃあ、CDかUSBへ焼いてやるしかないかと、重い腰を上げて作業したので、メモっておく。
準備するもの:
- CD-RかUSBメモリ
- 最新版のFreeNAS (私の場合、FreeNAS-i386-embedded-0.7.2.5543.img)
- Windowsで作業する場合にはDDforWindows
作業手順:USBインストール版
- まず、現状の設定ファイルをバックアップ(これ重要)
FreeNAS–>システム–>バックアップから「設定のダウンロード」 - FreeNAS停止
- ダウンロードした最新FreeNASをUSBへ書き込み
- Windowsだと、イメージファイルを解凍し、DDforWinowsでUSBへ書き込む
- Linuxだと、下記のコマンドで書き込む(デバイス名は適宜変更の事)
# gunzip -c FreeNAS-i386-embedded-0.7.2.5543.img | dd of=/dev/sdf bs=16k
- 停止したFreeNASの旧USBメモリと、0.72を書き込んだUSBメモリを交換
- PC起動
USBメモリを抜き差しすると、BIOSで起動順序が変わることがあるので、BIOSで確認 - 起動完了後、適当なIPが設定されるので、「Set LAN IP Address」で自分のLANに合わせて、IPアドレスを変更
- Ping hostでLAN内もしくはgoogleなどで接続を確認
- ウェブブラウザで6.で設定したアドレスへアクセス
- バックアップした設定ファイルをリストア
- 再起動(自動)
再起動後は、iscsiのエラーが出て、今までZFSで構築した環境がリストアされないかと、冷や冷やしたのですが、問題なく動作しているようです。
尚、ライブCDから起動し、USBメモリへインストールする場合には、「Install ‘embedded’ OS on HDD/Flash/USB」を選択しすれば良いでしょう。
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